鼻の手術を行うには、鼻背部、鼻尖部、鼻翼部、鼻橋部を扱うことになります。ここでは、鼻翼部の詳細なご説明をします。
鼻翼の訴えには以下のようなものがあります。
(1)鼻翼の張りを治したい。
(2)鼻翼の幅を狭くしたい。
(3)鼻の穴を小さくしたい。
(4)鼻翼を下げて鼻の穴を見えなくしたい。
主訴は1つではなく、いくつか組み合わさっている事が多いので、手術もそれにあわせた方法になります。
ただし、鼻翼の手術は、整鼻術の中でも唯一表面を切らなければならない場合がありますので、手術を受けるかどうかは、ドクターと慎重に検討してください。
鼻翼の外側への張りを改善するには、鼻翼の皮膚を一部切除しなければなりません。
どの部分を切除するかで、手術方法が分かれます。
最も効果的な方法は、鼻翼の内~外にかけて皮膚を切除する方法(外側法)ですが、鼻翼の溝に沿った位置に傷ができるのが欠点です。もちろん、傷が短くなればなるほど、鼻翼の皮膚を切除する量が減っていくので、効果も少なくなっていきますが、内側のみの切除でも鼻翼の丸みを減らす事にはなるので、カウンセリング時によく話し合う必要があります。
日本人の多くの方が、鼻翼の幅が広いという悩みをもっています。

皮膚を切除して縮める方法もありますが、当院では、左右の鼻翼の間に糸を通して、縮める事がほとんどです。もちろん、あまり縮めすぎると、笑った時などに鼻翼が固定されてつっぱった感じが強くなるので、片側2mm、全体で4mm縮める程度にとどめます。傷は下から見て、鼻の穴の脇に数mmです。横から見ても、傷がわからないので、お勧めしやすい手術です。
鼻翼縮小外側法でも、もちろん鼻の穴は小さくなりますが、鼻の穴だけが問題であれば、
内側だけの切開で鼻の穴の中の粘膜を切除します。
傷は、内側ラウンド法と同じく下から見た時に、鼻の穴の脇に数mmできます。

鼻尖の位置は下にあるのに、鼻尖から鼻翼に上がってくる角度が急で、鼻の穴がよく見える場合があります。このような場合に、あまり鼻尖を下に下げすぎてもかえっておかしくなるので、鼻翼の上がっている部分だけを下げる手術になります。
